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鼻血

鼻血について

鼻血は、鼻の粘膜にある血管が損傷することで起こる出血です。お子さんからご高齢の方まで、誰にでも起こりうる身近な症状ですが、特に小さなお子さんは鼻をいじったり、鼻をぶつけたりすることが多いため、よく鼻血を出します。鼻の粘膜は薄く、血管が集中しているため、少しの刺激でも出血しやすいのです。ほとんどの鼻血は自然に止まりますが、原因によっては繰り返したり、なかなか止まらなかったりすることもあります。当院では、鼻血の原因を特定し、適切な止血処置や生活指導を行うことで、患者さんの不安を解消し、快適な生活を送れるようサポートいたします。

鼻血の原因

鼻血の原因は様々ですが、主なものとしては以下のものが挙げられます。

1. 鼻の粘膜への刺激

  • 鼻をいじる、鼻をほじる
  • 鼻を強くかむ
  • 鼻をぶつける
  • 乾燥した空気
  • アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎による炎症

2. 全身性の病気

  • 高血圧
  • 血液の病気(白血病、血小板減少症など)
  • 肝臓の病気
  • 血管の病気

3. その他

  • 薬の副作用(抗凝固薬など)
  • 腫瘍

お子さんの場合、ほとんどは鼻の粘膜への刺激が原因です。特に、鼻の入り口付近にあるキーゼルバッハ部位という場所は、血管が密集しており、少しの刺激でも出血しやすくなっています。大人の場合、高血圧や血液の病気などが原因となることもあります。また、まれに腫瘍が原因で鼻血が出ることもあります。

鼻血によって引き起こされる病気

鼻血自体は病気ではありませんが、鼻血が頻繁に出る場合や、なかなか止まらない場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。鼻血を引き起こす可能性のある病気としては、以下のようなものが挙げられます。

1. アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、ハウスダストや花粉などのアレルゲンによって鼻の粘膜が炎症を起こす病気です。炎症によって鼻の粘膜が弱くなり、鼻血が出やすくなります。

2. 副鼻腔炎

副鼻腔炎は、鼻の奥にある副鼻腔という空間に炎症が起こる病気です。炎症が鼻の粘膜に広がり、鼻血が出やすくなることがあります。

3. 高血圧

高血圧は、血管に強い圧力がかかる状態が続く病気です。高血圧によって鼻の血管が破れやすくなり、鼻血が出やすくなることがあります。

4. 血液の病気

白血病や血小板減少症などの血液の病気は、血液の凝固機能に異常をきたし、鼻血が止まりにくくなることがあります。

5. 血管の病気

血管腫や遺伝性出血性末梢血管拡張症などの血管の病気は、血管が脆弱になり、鼻血が出やすくなることがあります。

鼻血の処置や治療法

ほとんどの鼻血は、適切な処置で止めることができます。鼻血が出た場合の基本的な処置は以下の通りです。

1. 落ち着いて座る

慌てずに、落ち着いて座りましょう。仰向けになると、鼻血がのどに流れ込みやすくなるため、座った姿勢がおすすめです。

2. 鼻をつまむ

親指と人差し指で、小鼻をつまみます。この時、鼻の骨の部分ではなく、柔らかい部分をつまむようにしましょう。

3. 5~10分間圧迫する

5~10分間、鼻をつまんだまま圧迫します。圧迫している間は、口で呼吸をしましょう。時間が経ったら、そっと鼻を離し、出血が止まっているか確認します。まだ出血が止まらない場合は、再度5~10分間圧迫します。

4. 冷やす

鼻のつけ根や額を冷やすと、血管が収縮し、止血効果が高まります。冷たいタオルや保冷剤などを当てると良いでしょう。

5. 医療機関を受診する

上記の方法で鼻血が止まらない場合や、鼻血の量が多い場合、繰り返す場合は、医療機関を受診しましょう。

当院では、鼻血の原因を特定するために、問診や鼻の検査を行います。検査では、鼻の粘膜の状態や出血部位を確認します。必要に応じて、血液検査やレントゲン検査などを行うこともあります。止血処置としては、圧迫止血 、ガーゼでの処置などを行います。原因となっている病気がある場合は、その治療も行います。

鼻血についてのよくある質問

Q1. 鼻血が出やすい体質ってありますか?

A1. 体質というよりも、鼻の粘膜が弱い方や、アレルギー性鼻炎などで鼻の粘膜が炎症を起こしている方は、鼻血が出やすい傾向にあります。また、乾燥した空気も鼻の粘膜を乾燥させ、鼻血の原因となります。

Q2. 鼻血が出た時に、ティッシュを詰めても良いですか?

A2. ティッシュを詰めると、鼻の粘膜を傷つけたり、かえって出血を悪化させたりする可能性があります。ティッシュではなく、清潔なガーゼを使うようにしましょう。また、鼻血が止まった後も、しばらくは鼻を強くかんだり、鼻をいじったりしないように注意しましょう。

Q3. 鼻血の予防法はありますか?

A3. 鼻の粘膜を乾燥させないように、加湿器を使ったり、ワセリンなどを鼻の入り口に塗ったりすると効果的です。また、鼻を強くかまないように注意し、アレルギー性鼻炎などの鼻の病気がある場合は、きちんと治療しましょう。

院長より

鼻血は、お子さんにとっては日常的な症状ですが、大人の方にとっては、何か病気が隠れているのではないかと不安になることもあるかと思います。当院では、鼻血の原因をしっかりと特定し、患者さん一人ひとりに合わせた適切な治療を行うことを心がけています。鼻血が頻繁に出る、なかなか止まらないといった症状でお悩みの方は、どうぞお気軽に当院にご相談ください。小さなお子さんからご年配の方まで、安心して受診していただけるよう、丁寧な診療を心がけております。

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