メニュー

腸重積

腸重積について

腸重積は、腸の一部が別の部分に侵入し、文字通り「重なって」しまう状態です。これは、特に乳幼児に多く見られる病気で、激しい腹痛や嘔吐を引き起こすことがあります。早期発見と迅速な治療が非常に重要で、放置すると腸の血流が悪くなり、重篤な状態に陥る可能性もあります。

腸重積の症状について

腸重積の主な症状は、以下の通りです。

  • 激しい腹痛・・突然始まり、間隔をおいて繰り返される。赤ちゃんの場合、泣き叫び、足を抱え込むような姿勢をとることがあります。
  • 嘔吐・・最初は食べたものを吐き、次第に胆汁を含んだ緑色の液体を吐くことがあります。
  • 血便・・イチゴゼリー状の粘り気のある血便が出ることがあります。
  • 元気消失・・腹痛がない間は比較的元気に見えますが、全体的にぐったりしてきます。
  • 腹部のしこり・・お腹を触るとソーセージのようなしこりを感じることがあります。

これらの症状は、腸重積が進行するにつれて現れてくることが多いです。もしお子さんにこれらの症状が見られた場合は、早めに当院を受診してください。

腸重積の原因について

腸重積の正確な原因は、まだ完全には解明されていません。しかし、いくつかの要因が関連していると考えられています。

  • ウイルス感染・・風邪などのウイルス感染がきっかけで、腸の動きが異常になることがあります。
  • 腸の構造異常・・メッケル憩室などの腸の構造的な異常が、腸重積を引き起こすことがあります。
  • 免疫系の異常・・免疫系の異常が、腸の炎症を引き起こし、腸重積につながることがあります。
  • 離乳食・・離乳食を開始したばかりの赤ちゃんは、腸の動きが不安定なため、腸重積を起こしやすいことがあります。

これらの要因が単独で、または複合的に作用して、腸重積が起こると考えられています。しかし、原因が特定できない場合も多いです。

腸重積の病気の種類について

腸重積は、侵入する部位によっていくつかの種類に分類されます。

  • 回盲部腸重積・・小腸の末端部分(回腸)が、大腸の始まりの部分(盲腸)に侵入する最も一般的なタイプです。
  • 回腸回腸重積・・小腸の一部が、別の小腸の部分に侵入するタイプです。
  • 大腸大腸重積・・大腸の一部が、別の部分に侵入するタイプです。

回盲部腸重積が最も多く、全体の約90%を占めます。

腸重積の治療法について

腸重積の治療は、早期発見と迅速な対応が重要です。主な治療法は以下の通りです。

高圧浣腸

肛門から造影剤や空気などを注入し、圧力をかけて腸を元の状態に戻す方法です。透視装置で確認しながら行います。当院では、安全に配慮し、慎重に高圧浣腸を行います。

手術

高圧浣腸で整復できない場合や、腸に壊死が見られる場合は、手術が必要になります。手術では、重積した腸を手で戻し、必要に応じて壊死した部分を切除します。青木こどもクリニックでは連携している医療機関へご紹介いたします。

腸重積についてのよくある質問

Q1. 腸重積は繰り返すことはありますか?

A1. はい、腸重積は再発することがあります。特に、高圧浣腸で整復した場合、数%の確率で再発すると言われています。再発した場合は、再度高圧浣腸や手術が必要になることがあります。

Q2. 腸重積は予防できますか?

A2. 腸重積の明確な予防法はありません。しかし、ウイルス感染を予防するために、手洗いやうがいを徹底することが大切です。また、離乳食を始める際は、少量ずつ、ゆっくりと進めるようにしましょう。

Q3. 腸重積と診断された場合、入院期間はどのくらいですか?

A3. 腸重積の治療法や、お子さんの状態によって入院期間は異なります。高圧浣腸で整復できた場合は、通常2~3日程度の入院になります。手術が必要になった場合は、1週間程度の入院が必要になることがあります。

院長より

腸重積は、お子さんにとって非常につらい病気です。当院では、迅速かつ正確な診断を行い、適切な治療を提供いたします。高圧浣腸を行う際は、痛みを最小限に抑えるように配慮し、お子さんとご家族に寄り添った診療を心がけています。また、再発予防のためのアドバイスや、ご家族の不安を解消するためのサポートも行っています。お子さんのことで少しでも気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME