発熱
発熱とは
発熱は、体温が平熱よりも高い状態を指します。一般的には、成人の場合37.5℃以上、乳幼児の場合は38℃以上を発熱と判断します。発熱は病気そのものではなく、体が病気と闘っているサインです。原因は感染症(インフルエンザ、風邪、肺炎など)が多いですが、自己免疫疾患や腫瘍などが原因となることもあります。
発熱時の対応は、原因となっている病気を特定し、適切な治療を行うことが重要です。また、発熱に伴う不快な症状を和らげるために、解熱剤の使用や冷却などの対症療法を行うこともあります。
当院は発熱診療等医療機関です。発熱のお子さまは隔離室をご案内いたします。お熱がある場合は事前にお電話いただくか、受付の際にお伝えください。
*コロナ感染症を疑う場合は直接来院はお控えください。必ずお電話でご相談の上、ご受診ください。
発熱の原因
発熱の主な原因は以下の通りです。
感染症
ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入し、炎症を引き起こすことで発熱します。代表的な感染症には、インフルエンザ、風邪、肺炎、感染性胃腸炎、中耳炎、扁桃炎などがあります。小児科では、突発性発疹や水疱瘡(みずぼうそう)、手足口病などもよく見られます。
感染症以外の炎症性疾患
関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患、川崎病などの炎症性疾患も発熱の原因となります。
腫瘍
白血病や悪性リンパ腫などの血液のがんや、固形腫瘍も発熱を引き起こすことがあります。
その他
薬剤による副作用、脱水、熱中症、予防接種後の反応など、感染症や炎症性疾患以外にも発熱の原因となるものがあります。
発熱によって引き起こされる病気
発熱は、様々な病気の症状として現れます。小児科でよく見られる発熱を伴う病気には、以下のようなものがあります。
- インフルエンザ・・高熱、咳、鼻水、のどの痛み、関節痛などがみられます。
- 風邪・・発熱、鼻水、咳、のどの痛みなどがみられます。インフルエンザに比べて症状は軽いことが多いです。
- 突発性発疹・・高熱が3~4日続き、解熱後に発疹が出現します。
- 手足口病・・手、足、口の中に発疹が出現し、発熱を伴うことがあります。
- 水疱瘡(みずぼうそう)・・全身に水疱が出現し、発熱を伴います。
- 溶連菌感染症・・のどの痛み、発熱、発疹などがみられます。
- 中耳炎・・耳の痛み、発熱、耳だれなどがみられます。
- 肺炎・・咳、発熱、呼吸困難などがみられます。
発熱の処置や治療法
発熱時の処置や治療法は、原因となっている病気や患者さんの状態によって異なります。一般的な対応としては、以下のものがあります。
解熱剤の使用
高熱でつらい場合や、食欲不振、不眠などが見られる場合には、解熱剤を使用します。ただし、解熱剤はあくまで症状を和らげるためのものであり、病気を治すものではありません。当院では、お子さんの年齢や体重に合わせた適切な解熱剤を処方いたします。
冷却
脇の下や股関節など、太い血管が通っている場所を冷やすことで、体温を下げる効果が期待できます。冷却シートなどを使用するのも良いでしょう。
水分補給
発熱時は汗をかきやすいため、脱水症状にならないように、こまめな水分補給を心がけましょう。経口補水液やイオン飲料などもおすすめです。
安静
体力消耗を防ぐため、安静に過ごしましょう。無理に動くと、症状が悪化する可能性があります。
医療機関への受診
高熱が続く場合や、症状が改善しない場合、または症状が悪化する場合には、医療機関を受診しましょう。特に、乳幼児の発熱は重症化しやすいので、早めに受診することが大切です。
発熱についてのよくある質問
Q1. 熱が出たらすぐに病院に行くべきですか?
A1. 一概には言えませんが、以下のような場合は早めに受診することをおすすめします。 .生後3ヶ月未満の赤ちゃんの発熱 .39℃以上の高熱 .ぐったりしている、または機嫌が非常に悪い .呼吸が苦しそう、またはゼーゼーしている .激しい咳や嘔吐がある .発疹が出ている .水分が取れない .その他、いつもと違う様子が見られる場合
Q2. 解熱剤は何度から使うべきですか?
A2. 解熱剤は、熱の高さだけでなく、お子さんの状態に合わせて使用を検討します。38.5℃以上を目安に、つらそうにしている場合や、食欲不振、不眠などが見られる場合には、使用を検討しても良いでしょう。ただし、解熱剤はあくまで症状を和らげるためのものであり、病気を治すものではありません。使用方法や量については、医師または薬剤師の指示に従ってください。
Q3. 熱がある時の食事は何が良いですか?
A3. 消化が良く、栄養価の高いものを摂るようにしましょう。おかゆ、うどん、スープ、ゼリー、果物などがおすすめです。食欲がない場合は、無理に食べさせる必要はありません。水分補給を優先しましょう。
院長より
お子さんの発熱は、ご家族にとって心配なものですよね。当院では、お子さんの状態を丁寧に診察し、発熱の原因を特定した上で、適切な治療を行います。また、ご家族の不安な気持ちに寄り添い、丁寧な説明を心がけております。発熱でお困りの際は、お気軽にご相談ください。当院は小児科専門医が2名在籍しており、それぞれの専門知識を活かして、お子さんの健康をサポートいたします。
当院では、小さなお子さまの予防接種・乳児健診の方と、一般診療の方で待合室を分けるように心がけています。また当院は発熱診療等医療機関です。発熱のお子さまは隔離室をご案内いたします。お熱がある場合は事前にお電話いただくか、受付の際にお伝えください。
