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水いぼ(伝染性軟属腫)

水いぼ、正式には伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)は、お子さんによく見られる皮膚の感染症です。プツプツとした小さないぼが特徴で、最初は数個でも、掻いたり触ったりすることで全身に広がることがあります。特に夏場にプールや幼稚園、保育園などで感染しやすい病気です。当院では、お子さんの水いぼに対して、丁寧な診察と適切な治療法をご提案しています。痛みに配慮した治療や、ご自宅でのケア方法についても詳しくご説明いたしますので、ご安心ください。

水いぼ(伝染性軟属腫)の症状について

水いぼの主な症状は、直径1~5mm程度の丸くて光沢のある小さなイボです。中心部が少しへこんでいるのが特徴で、最初は数個程度ですが、数週間から数ヶ月かけて徐々に増えていくことがあります。

  • 初期・・小さく、皮膚と同じ色をしていることが多い。
  • 進行・・ピンク色や白色に変化し、光沢を帯びる。
  • かゆみ・・軽いかゆみを伴うことがある。掻くことで水いぼが破れ、中のウイルスが広がって数が増える原因になる。
  • 好発部位・・脇の下、肘の内側、膝の裏側、お腹、太ももなど、皮膚が柔らかい場所にできやすい。

水いぼ自体は痛みなどの症状を伴うことは少ないですが、かゆみがある場合は掻きむしってしまうことがあります。掻きむしると、水いぼが破れて出血したり、細菌感染を起こしたりする可能性もあります。

水いぼ(伝染性軟属腫)の原因について

水いぼの原因は、伝染性軟属腫ウイルスというウイルスによる感染です。感染経路は主に以下の2つです。

  • 直接的な接触・・水いぼができている人の皮膚に直接触れることで感染します。
  • 間接的な接触・・タオル、お風呂、プールなどを介して感染します。

特に、アトピー性皮膚炎のお子さんは皮膚のバリア機能が低下しているため、水いぼに感染しやすい傾向があります。また、乾燥肌のお子さんも同様に注意が必要です。水いぼは、一度感染すると自然治癒することもありますが、時間がかかることがあります。そのため、早期に適切な治療を受けることが大切です。

水いぼ(伝染性軟属腫)の治療法について

水いぼの治療法には、いくつかの選択肢があります。当院では、お子さんの年齢や水いぼの状態、ご家族のご希望などを考慮して、最適な治療法をご提案しています。

ピンセットによる除去

ピンセットで水いぼを一つずつ摘み取る方法です。確実な方法ですが、痛みを伴うため、当院では痛みを和らげるために、局所麻酔のテープを使用したり、塗る麻酔薬を使用したりしています。また、除去後には感染予防のために、軟膏を塗布します。

液体窒素による冷凍凝固療法

液体窒素で水いぼを凍らせて除去する方法です。こちらも痛みを伴うことがありますが、ピンセットによる除去よりも短時間で済む場合があります。治療後、水疱ができることがありますが、数日で自然に治ります。

ヨクイニン内服

ハトムギ由来の漢方薬であるヨクイニンを内服する方法です。水いぼのウイルスに対する免疫力を高める効果が期待できます。効果が現れるまでに時間がかかることがありますが、痛みがなく、副作用も少ないため、小さなお子さんにも安心して使用できます。

スピール膏

サリチル酸が含まれた貼り薬を水いぼに貼り、角質を軟化させて除去する方法です。痛みが少なく、ご自宅で手軽に行えるというメリットがあります。ただし、健康な皮膚を傷つけないように注意が必要です。

水いぼ治療における注意点

水いぼの治療中は、以下の点に注意してください。

  • 水いぼを掻かない・・掻くことで水いぼが破れ、ウイルスが広がってしまう可能性があります。
  • タオルやプールの共有を避ける・・家族間での感染を防ぐために、タオルやプールの共有は避けましょう。
  • 保湿をしっかり行う・・皮膚のバリア機能を高めるために、保湿剤をこまめに塗りましょう。

水いぼについてのよくある質問

Q1. 水いぼは自然に治りますか?

A1. 水いぼは、免疫力の高いお子さんでは数ヶ月から数年で自然に治ることもあります。しかし、その間にかゆみで掻いてしまい、他の場所に広がってしまうこともあります。早めに治療することで、感染拡大を防ぎ、お子さんの負担を軽減することができます。

Q2. 水いぼはプールに入っても大丈夫ですか?

A2. 水いぼがあってもプールに入ること自体は禁止されていません。しかし、プールではタオルやビート板などを介して感染が広がる可能性があるため、以下の点に注意しましょう。

  • 水いぼの部分を覆うこと・・防水テープやラッシュガードなどで水いぼを覆い、直接的な接触を防ぎましょう。
  • タオルを共有しない・・自分専用のタオルを使用し、他の人と共有しないようにしましょう。
  • プールから上がったらシャワーを浴びる・・プールから上がったら、すぐにシャワーを浴びて体を洗い流しましょう。

地域や学校によっては、水いぼがある場合のプールの利用について独自のルールを設けている場合がありますので、事前に確認しておきましょう。

Q3. 水いぼの予防法はありますか?

A3. 水いぼを完全に予防することは難しいですが、以下のことに注意することで感染リスクを減らすことができます。

  • 手洗いを徹底する・・帰宅後やプールの後など、こまめに手を洗いましょう。
  • 保湿をしっかり行う・・皮膚のバリア機能を高めるために、保湿剤をこまめに塗りましょう。
  • タオルやプールの共有を避ける・・家族間での感染を防ぐために、タオルやプールの共有は避けましょう。
  • 皮膚に傷を作らない・・虫刺されや湿疹など、皮膚に傷がある場合は早めに治療しましょう。

院長より

水いぼは、お子さんにとって非常によくある病気ですが、放置すると広がりやすく、治るまでに時間がかかることもあります。青木こどもクリニックでは、お子さんの水いぼに対して、丁寧な診察と痛みに配慮した治療を心がけています。

当院では、お子さんの皮膚の状態や年齢、ご家族のご希望を考慮し、最適な治療法をご提案いたします。ピンセットによる除去や液体窒素による冷凍凝固療法を行う際には、局所麻酔を使用するなど、痛みを最小限に抑える工夫をしています。また、ご自宅でのケア方法や感染予防策についても詳しくご説明いたしますので、ご安心ください。

「こんな小さなことで受診しても良いのかな?」と悩まずに、お気軽にご相談ください。私たち青木こどもクリニックは、お子さんの健やかな成長をサポートするために、地域に根ざした医療を提供してまいります。

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