メニュー

しもやけ

しもやけ

しもやけは、寒さによって手足などの末梢血管が収縮し、血行が悪くなることで起こる炎症性の皮膚疾患です。医学的には凍瘡(とうそう)と呼ばれます。特に、気温が低く、湿度が高い環境で起こりやすく、寒暖差が激しい時期に症状が出やすいのが特徴です。お子さんによく見られますが、大人でも体質や生活習慣によっては発症することがあります。

しもやけは、かゆみや痛み、腫れを伴い、ひどい場合には水ぶくれができることもあります。症状が悪化すると、日常生活に支障をきたすこともあるため、早めの対策が大切です。青木こどもクリニックでは、お子さんのしもやけの治療はもちろん、生活指導や予防法についても丁寧にアドバイスいたします。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

しもやけの原因

しもやけの主な原因は、寒さによる血行不良です。気温が低い環境に長時間さらされると、血管が収縮して血流が悪くなり、皮膚組織への酸素や栄養の供給が滞ります。特に、手足の指先や耳など、体の末端部分は血管が細く、血行が悪くなりやすいため、しもやけができやすい部位です。

また、寒暖差も重要な原因の一つです。暖かい室内から寒い屋外へ移動するなど、急激な温度変化にさらされると、血管の収縮と拡張が繰り返され、血管がダメージを受けやすくなります。このため、寒暖差が激しい冬の時期に、しもやけを発症する人が多くなります。

その他にも、以下の要因がしもやけの発症に関わっていると考えられています。

  • 体質・・冷え性や末梢血管の血行が悪い体質の人は、しもやけになりやすい傾向があります。
  • 生活習慣・・締め付けの強い靴下や手袋、水仕事、運動不足などは、血行を悪化させ、しもやけのリスクを高めます。
  • 栄養不足・・ビタミンEや鉄分など、特定の栄養素の不足は、血行不良を招き、しもやけの原因となることがあります。
  • 遺伝的要因・・家族にしもやけになりやすい人がいる場合、体質が似てしもやけを発症しやすい場合があります。

しもやけの症状

しもやけの初期症状は、患部のかゆみや違和感です。指先や耳などが赤紫色に腫れ、触ると冷たく感じることがあります。症状が進行すると、かゆみが増し、痛みや熱感を伴うようになります。

しもやけの症状は、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

多形紅斑型

患部が赤紫色に腫れ上がり、かゆみや痛みを伴うタイプです。指全体がソーセージのように腫れ上がることがあります。水ぶくれができることは少ないですが、症状が強い場合には、患部の皮膚が硬くなったり、色素沈着を起こしたりすることがあります。

丘疹型

小さな赤い丘疹(ブツブツ)が多発するタイプです。かゆみが強く、掻きむしることで症状が悪化することがあります。水ぶくれができることもあり、破れるとびらん(皮膚のただれ)になることがあります。

重症化すると、患部の皮膚が紫色から黒色に変色し、潰瘍(皮膚のえぐれ)を形成することがあります。潰瘍ができると、細菌感染のリスクが高まり、治癒までに時間がかかることがあります。

また、しもやけは、かゆみや痛みによって睡眠を妨げたり、日常生活に支障をきたしたりすることがあります。特に、お子さんの場合、かゆみを我慢できずに掻きむしってしまい、症状を悪化させてしまうことがあります。

しもやけの病気の種類について

しもやけは、その症状や原因によって、いくつかの種類に分類されます。

突発性凍瘡

明らかな原因がなく、体質的にしもやけになりやすい人に起こるタイプです。寒冷刺激によって血管が過剰に収縮し、血行不良を起こすことが原因と考えられています。

続発性凍瘡

膠原病や血管炎などの基礎疾患が原因で起こるタイプです。基礎疾患によって血管が炎症を起こし、血行不良を招くことでしもやけを発症します。全身性エリテマトーデス(SLE)や関節リウマチなどの自己免疫疾患に伴って発症することがあります。

特発性肢端紅痛症

手足の指先が赤く腫れ上がり、熱感や痛みを伴うタイプです。しもやけと似た症状ですが、寒冷刺激がなくても症状が現れるのが特徴です。原因は不明ですが、血管の機能異常が関与していると考えられています。

薬剤性凍瘡

特定の薬剤(インターフェロンなど)の副作用によって起こるタイプです。薬剤が血管を収縮させたり、血管炎を引き起こしたりすることで、しもやけを発症します。

上記以外にも、遺伝的な要因や生活習慣、栄養状態などが関与するしもやけもあります。原因を特定し、適切な治療を行うためには、専門医の診察を受けることが大切です。

しもやけの治療法について

しもやけの治療は、症状の緩和と血行改善を目的として行われます。青木こどもクリニックでは、患者さんの症状や原因に合わせて、適切な治療法を選択し、丁寧に治療を行います。

薬物療法

症状を緩和するために、以下のような外用薬や内服薬を使用します。

  • 抗炎症薬・・かゆみや炎症を抑えるために、ステロイド外用薬や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用します。
  • 血行促進薬・・血行を改善するために、ビタミンE製剤やプロスタグランジンE1製剤を使用します。
  • 血管拡張薬・・血管を広げて血流を良くするために、塩化カルシウムを使用します。

症状が重い場合には、内服薬を併用することもあります。

生活指導

しもやけの予防と症状の悪化を防ぐために、以下の生活習慣を心がけるように指導します。

  • 保温・・手袋や靴下、耳あてなどで患部を温め、寒冷刺激から守ります。
  • 保湿・・乾燥を防ぐために、保湿クリームやワセリンなどをこまめに塗ります。
  • マッサージ・・患部を優しくマッサージして血行を促進します。
  • 水仕事の際は、ゴム手袋を使用し、冷水に触れる時間を短くします。
  • 締め付けの強い靴下や手袋は避け、ゆったりとしたものを選びます。
  • バランスの取れた食事を心がけ、ビタミンEや鉄分などを積極的に摂取します。
  • 適度な運動を行い、血行を促進します。

その他

症状が改善しない場合には、漢方薬や紫外線療法(PUVA療法)などを行うこともあります。また、基礎疾患が原因となっている場合には、基礎疾患の治療も並行して行います。

院長より

しもやけは、お子さんにとって非常につらい症状です。かゆみや痛みで夜眠れなかったり、遊びに集中できなかったりすることもあるでしょう。当院では、お子さんのつらい症状を少しでも早く和らげ、笑顔を取り戻せるよう、丁寧な診察と適切な治療を心がけています。

しもやけは、適切な治療と生活習慣の改善で、症状をコントロールすることができます。気になる症状があれば、我慢せずに早めに受診してください。また、しもやけを繰り返さないためには、日頃から予防を心がけることが大切です。当院では、予防法についても詳しくアドバイスいたしますので、お気軽にご相談ください。

青木こどもクリニックでは、お子さんの皮膚トラブル全般に対応しております。しもやけ以外にも、気になる症状があれば、どんなことでもご相談ください。地域の皆様の健康をサポートできるよう、スタッフ一同、丁寧な診療を心がけてまいります。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME